9月1日は防災の日。阪神・淡路大震災のあった神戸市兵庫区には昨年秋、地元中学生らでつくる少年防災クラブが立ち上がった。東日本大震災のころに生まれた世代が、将来の地域防災の担い手になるべく腕を磨いている。
兵庫区在住の中学生14人で活動する、「Bosai Jr.消防団ひょうご」。将来の地域防災のリーダー育成のため、兵庫消防署が防災に関心が高い子どもたちを区内から募り、昨年11月に結成された。
月に1回程度、兵庫消防署などで放水訓練やロープの結び方、消火器の使い方を消防署職員や消防団員から学んでいる。
メンバーらは7月、イタリア北部のボルゴ・ヴァルスガーナで開かれた「ヨーロッパ青少年消防オリンピック」に出場した。
二十数カ国から約600人が…